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身近にあるマダニによる感染症リスク

私は犬を飼っている。犬を飼っている人は知っていると思うが、犬には狂犬病予防ワクチンが義務付けられている。これは法律で定められている。狂犬病は他の哺乳類も媒介するのだが、何せ名前が「狂犬病」である。よって犬のみ法律で義務付けされているではと邪推する。まあ、それはおいといて。

犬にするワクチンと防除薬

狂犬病予防ワクチンの他に、犬が罹りやすい病気と人畜共通感染症を予防するために混合ワクチンを接種する。そのほかさらに蚊が媒介するフィラリア症の駆虫薬、ノミ・マダニの駆虫薬を基本投与する。

蚊やノミ・マダニは地域や季節によって投与する期間が違う。本州方面では蚊は年中見られるようになってきているのでもしかしたら通年防除している家庭もあるかもしれない。北海道では冬季間は蚊、ノミ・マダニの防除はしなくても良いとされている。

マダニが媒介する感染症

冬季間になっている今、季節外れだが、マダニのことを考える。人への感染症が増えているのでNIID 国立感染症研究所が呼びかけている。

 

www.niid.go.jp

蚊はいろいろな防除薬がドラッグストアなどで手軽に買うことができるし、気にして購入する人も多いと思う。蚊が人に媒介するもの代表が日本脳炎である。名前が日本とついているから身近に感じるせいか、蚊を防除する薬は性能の良いものが多いので助かる。ありがとう、メーカーさん。次はマダニの防除薬に力を入れてほしい。

マダニは身近なところに

マダニは野生動物が私たちの周りに運んでくる。私が住んでいるところではエゾシカが運んでくる、と私は思っている。その目論見は大きく外れてないと思う。猟をする人は知っていると思うが、エゾシカにはたくさんマダニがついているからだ。

北海道だけではなく本州のシカにもマダニはついている。

野生動物との距離は近づいてきている

シカに限らず、イノシシにもきっと多くのマダニがついているだろう。人と野生動物が近いということは、共通の感染症も多くなるということと推察される。昨今熊害(ゆうがい : 熊による人身等への被害)が多く報告されている。その熊にもきっとマダニはついている。

野生動物について吸血したマダニは人のそばで振り撒かれて卵を産み、人の側の草むらで増えていくのだろうと類推する。散歩する犬から、野を歩く猫から人へマダニがついて、人に感染症を運んでくるだろう。マダニがいる時期には何回かウチの犬にもマダニが取り付いていた。見つけて捕殺したり、薬剤で瀕死だったりしていたが見落としたらと思うと良い気はしない。

今シーズン購入したヒト用のマダニ防除薬

自然と人が近くなるリスクをあらためて考えて欲しいと思ってこのお話をした。そしてメーカーさん、使いやすいマダニ防除薬を作ってほしい。たぶん今ならブルーオーシャンだ。

 

 

書いた人: ゆいまる

旅人ライダーさんのアウトドア用品店「快速旅団」の事務担当です。ポッドキャストを2006年より配信しています。お手元のポッドキャストアプリで「yuimaru」で検索してください。

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