ゆいまろく

ゆいまるの記録

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ウチの窓ガラスに残していったもの

ガコン、と窓に何かが当たった音がする。バードストライクだ。渡り鳥なのか普段見ない鳥が増える今頃、ウチの窓ガラスには時々、鳥が当たる。そんなに大きな窓ガラスではないと思うのだが、それがかえっていけないのかもしれない。

 

窓ガラスに当たっても、そのまま飛んでいく鳥もいれば、しばらく気を失って倒れる鳥もいる。何度か気を失っている鳥を見た。心配して鳥の様子を伺う。そのまま昇天してしまうことはなく、小一時間もすればどこかへと飛んでいってしまう。トムとジェリーのアニメのように頭の周りにピヨピヨいいながら鳥がクルクルと回っている状態だったのだろう。脳震盪(のうしんとう)を起こした状態なのかもしれない。飛べるようになって良かったと思う。

 

近くの林では色々な種類の鳥を見る。渡りの途中の休憩所になっているのかもしれない。私が判別できるのはカラス、スズメ、セキレイ、ツバメ、ヒヨドリ、ハト、キジ、サギ、トンビ、カモ、白鳥、ツル、くらいである。ハトくらいの大きさで羽の先が赤かったり、スズメよりも小さくすばしっこい鳥だったり、鳴き声がやたら大きいのだったり、見かけない鳥が通過していく。季節は秋だから、寒いところから越冬のために南下している途中なのかもしれない。

 

周りにいつもいるカラスやスズメはウチの窓ガラスの当たらないから、きっとよそからきた鳥だろう。鳥はずいぶんと目がいいと聞く。でも、旅先で慣れない場所で、しかも疲れていてうっかり見落としたのかもしれない。私は何もしていないのだけど、申し訳ない気分になる。この後の旅も気をつけてね、と心の中で思う。

 

窓に羽根だけ残して何処かへいってしまった

私が会ってみたい鳥は、シマエナガだ。ネットで検索をすると白くて小さなシマエナガが、何羽か寄せ合って枝に留まっている画像がヒットする。めちゃくちゃ、可愛い。夕張にもいるときく。いつかは会えるだろうか。もしかしたら、そばにいるのに気がついていないのかもしれない。なにしろ鳥を判別するのは難しい。

 

どんな鳥なのか観るためにギフトでいただいた双眼鏡を窓際に置いている。観察するだけで、種類の判別はつかない。詳しい人ならば鳥の種類を特定できるのだろう。私は特定するところまでは気にならない。誰かが教えてくれたらいいのに、とは思う。私はいっちょかみ、なのだ。

 

この文章は今朝、またウチの窓に鳥が当たったので書いた。窓ガラスに残った羽根の画像はその時に撮影した。

 

 

書いた人: ゆいまる

旅人ライダーさんのアウトドア用品店「快速旅団」の事務担当です。ポッドキャストを2006年より配信しています。お手元のポッドキャストアプリで「yuimaru」で検索してください。

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