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ゆいまるの記録

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グリーフ、最近知った言葉

のんべんだらりと日常を過ごしているので私は無知である。そんな私が1ヶ月間、通信教育をしていた。朝、30分いつもより早起きをしてその時間を学習に当てていた。朝活、という便利な言葉があるので、朝活してた。朝活という言葉を作った人は一体、誰なのだろう。私のように朝にしか、自分だけの時間がなかったのだろう。朝活という言葉ができる前も、自分だけの時間が欲しい人は朝活していたのに、「朝活」という言葉ができてからというもの、パパッと意味が通じるのだからエライコッチャ。

 

私にとって早朝の時間帯は誰にも邪魔されない自分だけのために使える時間だ。同居人もグースカ寝ているし、犬も起きてこない。なんの通信教育かといえば、終活アドバイザー講座だ。またでた、○活。最初に○活を私が認識したのは、就活だろう。就職活動の略である。これはわかりやすい例だ。就活、が一般化したあとに、音が同じ終活が登場したのかもしれない。言葉は面白い進化する。

 

なぜ私が終活アドバイザー講座を受講しようかと思ったのか。それは、今年3月に義母を亡くし、犬が急死し、独居の伯母が倒れたからだ。ひとつとっても私にとってはおおごとなのに、みっつとも同じ月に起きたのである。「死」を考えずにはいられなかった。誰にでも、もちろん自分にもやってくる「死」の始末を健在な親族、そして自分のために一通りのことは知っておきたいと思ったのだ。

 

終活とは簡単にいうと、エンディングノートに自分の希望を書きつつ、今後どう生きるのか考えよう、である。講座内容の半分はエンディングノートに関することで、もう半分は我が国の福祉のしくみを知るものだった。そんな終活アドバイザー講座の中ではじめて出会った言葉がグリーフ、という言葉だった。

 

グリーフ、グリー部(グリークラブ、男性合唱団)なら知っているが、グリーフとはなんぞや、と思った。どうやら合唱は関係ないようだ。ネットで検索をするとグリーフとは「悲嘆」、「深い悲しみ」という意味、とのことだ。死別体験だけではなく、大切な物事を喪失した時に起こる感情のことをいう、そうだ。

 

○○ロス、という言葉が日本にはあるが、これはわりとライトな感覚で使われることがある。連続ドラマやアニメが最終回になった時に使われたりもする。そうではなくて「悲嘆」である。それがグリーフ。今年3月に犬を失った私の感情は、ペットロス、というよりもグリーフだと私は思った。やっと私の気持ちに当てはまる表現を見つけたような気がした。

 

 

書いた人: ゆいまる

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