読書記録 12月3日から12月7日
Audibleで読んだ本のひとこと感想とネタバレを書いていく。ネタバレ部分は未読の方は面白みが半減するので読みませんように。
- 読書記録 12月3日から12月7日
- 2023年12月3日 プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
- 2023年12月4日 プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
- 2023年12月5日 老人ホテル
- 2023年12月6日 まずはこれ食べて
- 2023年12月7日 口福のレシピ: (小学館)
2023年12月3日 プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
著者: アンディ・ウィアー, 小野田 和子
ナレーター: 井上 悟
ひとこと感想
冒頭はミステリーのような雰囲気で始まるがお話が進むとSFだとわかってくる。次々と続きが知りたい次は何が起こるのかと興味をひいて読み飽きない。時系列が行きつ戻りつしながら話は展開していく。
2023年12月4日 プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
著者: アンディ・ウィアー, 小野田 和子
ナレーター: 井上 悟
ひとこと感想
下巻は、頼もしくも愛らしい相棒が登場する。主人公と相棒のやり取りが愛くるしくてどうかこの関係がいつまでも続きますようにと願いながら読む進む。このまま物語が終わらなければいいのにと思いながら最後まで一気に読み終わる。
ネタバレ
主人公は地球にいる時も理科の教師、そして異星の地でも教師をして物語が終わる。そして愛くるしい相棒ロッキーもそこにいる。私の好きなハッピーエンドだ。異星生命体との違いやコミュニケーションをとる過程もどれをとっても興味深い。科学考察も深くリサーチしていて、科学方面に明るい人でも納得の物語ではないだろうか。私は科学方面、天文学、物理学、数学は明るくはないが、興味があるので楽しめた。映画『オデッセイ 』に似ているお話だなあと思いながら読んでいたが、映画原作「火星の人」著者が同じアンディ・ウィアーさんだったから当然だった。
ナレーションも素晴らしく、ドラマを聴いているような感覚でグイグイと作品の世界に引き込んでくれた。
この著書「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読むきっかけをくれた友人に感謝する。ありがとう。
2023年12月5日 老人ホテル
著者: 原田 ひ香
ナレーター: 梶山 はる香
ひとこと感想
小説で不動産投資と金融投資が学べるとは思わぬ収穫。ある程度社会経験を積んでいれば理解できることだが、ヒロインの年代20代前半の社会人駆け出しの人は読むと勉強になるのではないかしら。
ネタバレ
ラストはとても不穏な終わり方だが、はっきりとは描かれていない。描かれていない部分を明るいものとするのか暗いものとするのか読者に委ねている。私はハッピーエンドが好きだから、明るいものとして考える。物語の山場はヒロインが母親と決別するところだ。ナレーションは世界観にピタリとはまる読み方で、最後まで読み終えることができた。
2023年12月6日 まずはこれ食べて
著者: 原田 ひ香
ナレーター: 日向 未南
ひとこと感想
大学生の仲間が立ち上げたベンチャー企業の物語で今時の就職事情や起業する若者の情景を知ることができる。雇われた家政婦さんが作る料理は難しくないのに丁寧でどれも美味しそう。登場人物一人ひとりにスポットが当てられて語られていゆく。
ネタバレ
最後はみんな丸くなると思ったらエピローグが不穏な雰囲気になり毒気が増してくる。二番底がある構造になっていて最後の最後まで飽きることがない。家政婦さんが作るレシピは真似をしたくなるもので、自分だけでなく誰かと共に味わいたくなるそんな料理だ。
2023年12月7日 口福のレシピ: (小学館)
著者: 原田 ひ香
ナレーター: 岩崎 愛
ひとこと感想
登場する料理が美味しそうで著者原田ひ香さんの本を続けて読んでいる。料理のレシピをめぐってバズりを目指してみたりするあたりに興味をひかれる。
ネタバレ
三世代の時代を行ったり来たりしながら話が展開していく。豚の生姜焼きをめぐるレシピの考案の過程を紐解いていく話にワクワクしてしまう。家庭で作る丁寧な豚の生姜焼きを自分でも作って味わってみたいと思う。
書いた人: ゆいまる
旅人ライダーさんのアウトドア用品店「快速旅団」の事務担当です。ポッドキャストを2006年より配信しています。お手元のポッドキャストアプリで「yuimaru」で検索してください。
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