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初秋の冷水山を眺める

初秋の冷水山

今週のお題「急に寒いやん」にちなんで、初投稿します。お見知り置きをお願いします。


私は犬を飼っている。三代目の犬だ。名前はメンコ、種類は柴犬、年齢はもうすぐ生後6カ月のメスだ。まだしつけ、トレーニングの途中である。


私は犬と散歩をする。今日は丘を登り歩いた。冷水山(れいすいざん)のお向かいさんの丘のような場所だ。冷水山から日が昇り、私が立っているお向かいの丘に日が沈む。なので日が傾き始めるとちょうど冷水山の斜面に日が当たり、紅葉の様子がよく見えるようになる。

 

丘を登る途中でエゾシカ3頭と出会う。この辺りのエゾシカは人と距離が縮まってもなかなか逃げない。妙に人慣れしているようだ。それとも私と幼犬メンコが弱そうに見えるからあなどられているのかもしれない。ひるんではならないと歩く速度を落とさず胸をむしろ張って堂々と行きたい道を歩くべし。するとエゾシカは私と幼犬の威風堂々に気圧されたのか数メートル先で逃げてくれた。気合が大切だ。

 

数日前に、冷水山でヒグマの親子が歩いていると北海道警察から防犯通知が届いていた。だからエゾシカに会うくらいはまだマシだ。ヒグマに会ったら、気合いとかそういう問題ではない。会わないように祈るしかない。こわごわ丘を登っていたのだ。

 

実は、私が立っている丘は墓所である。市営の墓所でお盆やお彼岸の頃には市外からもお詣りにくる人が多い場所だ。墓石が写らないように写真を撮った。ちょっくら失礼して墓石にお尻を向けますよ、と墓石に心の中で声をかけてiPhoneで写真を撮る。この墓所は、冷水山が見渡せる場所だ。春は桜、秋は紅葉が見られるので時々お邪魔して写真を撮っている。

 

冷水山は画像を見るとわかる通りスキー場でもある。私が住んでいるのは北海道夕張だ。日本で唯一の財政破綻した自治体である。メロンの名産地でもあり、かつては日本のエネルギーを支えた場所、産炭地でもある。夕張市は北海道のどこにあるのかは知られていないと思うが、教科書にもその名は載っているはずだから、あなたも聞いたことがあると思う。千歳空港から東へ約50キロ、車で移動すると1時間くらいの場所に夕張はある。案外、空港へは近いのである。

 

今朝、4時に起きて自宅の温度計を見たら外気温は摂氏4度だった。迷わずストーブをつけた。ということで急に寒いやん、のテーマに沿うように最初のブログ投稿を終える。

最後まで読んでくれてありがとう。初秋の夕張より。

書いた人→ゆいまる
旅人ライダーさんのアウトドア用品店「快速旅団」の事務担当です。ポッドキャストを2006年より配信しています。お手元のポッドキャストアプリで「yuimaru」で検索してください。
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