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読書記録 | 「木挽町のあだ討ち」江戸の人情噺にホロリとなる

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2023年12月17日から2023年12月18日の期間においてAudibleで読んだ本のひとこと感想とネタバレを書いていく。ネタバレ部分は未読の方は面白みが半減するので読みませんように。

2023年12月17日 木挽町のあだ討ち

著者: 永井 紗耶子
ナレーター: 関 智一, 安元 洋貴, 野島 健児, 三石 琴乃, 小西 克幸, 小林 千晃

www.audible.co.jp

ひとこと感想

舞台は江戸木挽町、仇討ちが侍に許されていた頃のお話だ。最初はストーリーの構成がよくわからないまま一章を読み終えて、二章に入ったら構成がわかってきた。インタビュー形式、芥川龍之介「藪の中」のような章仕立てだ。読み進めるごとに全体像が見えてくるので最後まで読み進めて欲しい。私は木挽町にはちょっと縁があるので、地理も分かるからよりよく楽しめた。豪華ナレーターさんたちによって紡がれていくストーリーを楽しんでもらいたい。

ネタバレ

ダウン・タウン・ブギウギ・バンド港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」よろしく、主人公はなかなか登場しない。その代わりにインタビューされる方が饒舌に語っていく。最終章でやっと主人公登場となり、話の全体像が分かる。罰せられるべき人が最終的には罰せられるし、途中芝居小屋で働く人々の半生も語られ、中には人情噺もありでホロリとさせる場面もある。まんまるくおさまってくれるから、私の好きなハッピーエンドだ。おすすめだ

2023年12月17日 自然知能

著者: 外山 滋比古
ナレーター: 加藤 ルイ

www.audible.co.jp

ひとこと感想

外山滋比古さんといえば、現代国語の問題に登場する作家さんというイメージが私にはあって、大学受験の時には外山滋比古さんの文章をよく見かけた。文章がスッキリしていてわかりやすくて問題文にしやすかったのでしょう。他の教科は散々だけど、現代国語は得意でしたよ、私。没後に出版された作品で、亡くなる3年前2017年に書かれた未完の原稿をまとめたと、あとがきを読むとわかった。ChatGPTも登場していない頃に書かれているのに、現在にも応用できる考えと思う。人工知能に対する言葉として自然知能という言葉を使い、自然知能とはなんなのかと解説されてゆく。解説というほど堅苦しいものではなく、エッセイとして読む読み物だ。

ネタバレ

人工知能にはない人間の知能について書かれている。何度か幼児教育について言及しているが、もう薹がたってしまって何十年も過ぎている私にはどうすることもできない。外山滋比古さんの本を「たまひよ世代」は読むだろうかといらない心配をする。93歳に書かれた文章ということを踏まえると、これだけの文章を書くというのはやはり並々ならぬ方だと思う。

2023年12月18日 幸せへのセンサー

著者: 吉本 ばなな
ナレーター: 千葉 雄大

www.audible.co.jp

ひとこと感想

幸せってなんだっけという明石家さんまさんの歌からはじまるエッセイ。吉本ばななさんって私よりも年長者だったのねと今更ながら思う。

ネタバレ

幸せはオーダーメイドという印象的な言葉で、幸せを人と比較することの無意味さを言葉を変えてなんども伝えている。SNSで疲れている人が読むといいかもしれないと思う。

 

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同日、追記

配布終了しました。

 

書いた人: ゆいまる

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